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November 04, 2007

映画「アヒルと鴨のコインロッカー」

映画化された「アヒルと鴨のコインロッカー」がそろそろDVDになっていないか“映画「アヒルと鴨のコインロッカー」公式サイト”を覗いてみたら…。
現在、わが県で上映しているではないか。
新聞で確認してみると「9日まで」となっている。加えて「原作もしくは伊坂幸太郎作品(書籍)をチケット購入の際に提示するルと1,000円に割引」と書いてある。
今日行かなければ、もう映画館で見る機会はないだろう。タイミングよくホームページを確認したのも運命っぽい。
少し無理して(と言っても自宅から30分)18時10分からのやつに行くことにした。

はっきり言って、「(この作品を)どう映像化するのか。失敗するに違いない」と思っていたのだが、これがかなりうまくいっている。「なるほど、こういう手があったか」。
(制作者に)困難を乗り越える勇気を与えられるということは、それだけの熱意を与え得る原作だったということだろう。小説にも映画にも感銘を受けたおじさんであった。

「読んでから見るか、見てから読むか」と以前どこかの出版社が以前言っていたが、私はやはり読んでから見ることをお薦めしたい。見る価値はじゅうぶんある。

登場人物たちのことを思い出しながら、すこし目頭を熱くしている午前0時のおじさんであった。

October 01, 2006

フラガール

映画の日(?)で割引だったので、フラガールを観に行った。
これが思いの外よかったのである。
終わり近く、豊川悦司が石炭坑に入るトロッコに乗り込むシーンが特によかった。
おかしさだけでなく、しっかりときびしい暮らしの様子も描いている。
迫力のダンスシーンも「あの技をマスターするためにいったいどれだけ練習したのだろう」と努力を忘れた者たちに考えさせるのである。

かすかな悲しさを纏った軽快なナイロン弦の音は、ギターかと思ったらジェイク・シマブクロのウクレレだった。
「これはさっそく入手せねば!」と思ったらSonyなのね。残念ながらiTunes Storeでは手に入らないのでCDを買うしかないか。

April 24, 2006

シュールストレミング

フジテレビの月9「トップキャスター」を見てたら"シュールストレミング"が出てきた。
私は、講談社の月2回発行のマンガ雑誌"イブニング"連載の「もやしもん」を読んでその存在を知っていたが、はじめて見聞きした人にそれが何物かわかったのだろうか。
魚が苦手な私には、想像するだけでおぞましい代物である。
"シュールストレミング"をキーワードに調べると"冒険者たち"に会うことができる。

Imagesこんなやつです。

April 04, 2006

海の上のピアニスト

先日見た「ニューシネマ・パラダイス」と同じジュゼッペ・トルナトーレ監督の「海の上のピアニスト」を見る。
評論はあまり得意でないので、"ニューシネマ"ではありきたりな、いわゆる一般論を書くにとどめた。
しかし、"海の上"を見たら少し語りたくなってしまった。比較したからだ。

どちらが好きか?と聞かれたら"ニューシネマ"と答える。
理由は主演と副主役との関係にある。"ニューシネマ"の副主役(こちらはもしかしてダブル主役?)フィリップ・ノワレと”海の上”の副主役(こちらは語り部)プルート・テイラー・ヴィンス(ともに役名ではなく役者の名前) は、ともに主役を尊敬し、愛している。
しかし、人と人のつながり、愛情の度合いが違うのである。"ニューシネマ"のふたりのつながりは、親や恋人よりも深い。自己を犠牲にしても相手を大切に思う。
対して"海の上"では、数奇な運命にもてあそばされる天才ピアニストに同情し、その才能が失われることを惜しむ演奏仲間としての友人がいるだけなのだ。

どちらにも印象に残る名シーンが数々ある。
"ニューシネマ"では、映写室でのふたりのやりとり、おおらかな観客たち、そして、青年トトのさびしい後ろ姿。"海の上"では、大揺れで床を滑って回るグランドピアノ、ジャズの帝王(?)との対決、気になる女の子を船窓から眺めながらの演奏である。
”愛情”シーンの少ない"海の上"は、派手なシーンは多かったが、心を揺さぶるシーンは少なかった。

何度も見返せば、感想はまた変わるかもしれない。

Umi

April 01, 2006

ニューシネマ・パラダイス

映画はあまり見ないのだが、名作と聞く「ニューシネマ・パラダイス」を借りてきて見た。
全編を貫くテーマは、映写技師アルフレードと彼を慕うトト少年の友情、そして映画への愛情。スタルジックな映像にはまる音楽も見事。
物語は教会の映画館「(旧)シネマ・パラダイス」を描いたトトの少年時代、トトの初恋と故郷への別れを描いた青年時代、数十年(たぶん30年くらい)後、アルフレードの葬儀のため帰郷したトトを描く現在、の3部に別れる。
2部の終わりのシーン。どうしてトトが最愛の女性を忘れ、故郷を離れるかの説明がない点が不思議だった。アルフレードの言葉は彼女より大事なのだろうか。それはあり得ないだろう。
さいごのシーンも見せる。アルフレードの形見に涙するトトと観衆なのであった。

見たあとみんなのレビューをネットで調べたら…。私が見た劇場番とは違う完全版があるらしい。
故郷を離れるトトが恋人をあきらめた(捨てた)謎もあきらかになっているらしい。(再会シーンもあるらしい)
それが、よいのか悪いのかは見ていないのでなんとも言えないが、削ってヒットしたということからすれば、劇場版でよかったのかもしれない。
きっとそうなのだろう。そのうち完全版も見てみたい。
(読み返しておかしい点を4月3日に少し訂正しました)

Newcinema

February 17, 2006

鬼平犯科帖スペシャル

死んだはずの伊佐次が出ていた。そういえば、おまさも大滝の五郎蔵と夫婦になっていない。
きっと話が前後しているのだ。結構有名な本田博太郎がドラマの最初でもう死んでしまってその後、まったく出なかった。贅沢なキャスティングである。(この人鬼平シリーズに何回か出ているような気が…)

久しぶりの”鬼平”はみんな老けている。(女性は年齢が出ますね)
重要なキャストでは、彦十とっつぁん(江戸家猫八師匠)だけが欠けていた。代役が難しかったのか、猫八師匠に敬意を表してなのかわからないがたぶん両方だろう。

ここで「火付盗賊改方の台所を預かる”ねこどの”がテレビのオリジナルキャラクターだということは本を読んでいる人じゃないとわからないだろうな」と、うんちくを述べておこう。

ドラマはじゅうぶん楽しめた。(準主役は小林稔侍でした。うまいですね)

July 18, 2005

隠し剣 鬼の爪

子どもにせがまれてレンタルビデオ屋に行く。
お目当ては、昨年映画館で見た「サンダーバード(実写版)」である。
ついでに、昨年見損ねた「隠し剣 鬼の爪」を借りてくる。
こちらは新作扱いで1泊2日であるので、続けて観ることになってしまった。

藤沢周平の短編を2つくらい合わせてひとつの物語にしているらしいが、非常によくできている。
小藩の下級武士の悲哀が誠実(忠実と書くべきところをあえてこう表現しています)に描かれている。
大砲や鉄砲訓練時の多少コミカルなシーンもいいアクセント。山田洋次監督は、ほんとうにうまい。
よけいな説明をしなくとも、最後にはちゃんとタイトルの意味がわかるようになっている。

唯一の不満は、下女・きえ役の松たか子があまりにも美しすぎること。
シンデレラじゃないんだから、下女が光り輝いていては、物語にリアリティがなくなってしまう。

February 19, 2005

SCENT OF A WOMAN

scentobawomanアサヒパソコンのどこかのコーナーで勧めていたので、アル・パチーノが1992年アカデミー主演男優賞を獲った「セント・オブ・ウーマン(夢の香り)」のDVDを購入した。
たしかに演技、ストーリー、映像、全てが素晴らしい。
このページを見ているあなたが、もし観ていないなら絶対見逃してはいけない。
とにかく見ればわかるから。
レンタルでも買っても損はしないと断言する。

余談:DVDを見はじめてすぐ「これ見たことあるでしょ」と家人が言う。かろうじてエンドシーンのみ覚えていたが、ストーリーも印象的なシーンも覚えてはいなかった。

September 19, 2004

加藤淳が好き!

皆さんは、加藤淳さんをご存じだろうか?
TBSの「さんまのスーパーからくりTV」に出ていた(まだ出てる?)人で芸能人ではない。
通りすがりの酔っぱらいを対象にした「サラリーマン早調べクイズ」で見いだされ、「からくりお悩みパビリオン」でレギュラー入り。コーナーは「加藤淳の浪漫紀行」へと発展していった。

この人のキャラクター、実に素晴らしい。
長身で、カーリー気味のロングヘアーに黒のコムデギャルソンのスーツがトレードマーク。どうやらデザイン関係の仕事をしているらしい。

で、「お悩み」への回答はというと、小学生相手にクラシック音楽や指揮者、芸術関係の難しい人の名前を出し、「なんと言うか…。○○みたいな…」などと抽象的な表現をする。
子どもでなくても理解できないと思うのだが、本人はカッコつけて難しい名前を出しているわけでなく、ごく自然に口をついて出ていることが(見ている人には)わかるため、ちっともイヤミではない。

最近姿を見ないのでどうしているのだろうと思い、ネットで調べてみた。
すると本を出しているではないか。即買いである。

予想どおり、こだわりの人生を送っていることがよくわかった。
「加藤さんの人生に幸あれ」と願わずにはいられない。

July 11, 2004

69(シクスティナイン)

いきなり映画を見に行った。村上龍原作の「69(シクスティナイン)」を。
そんなに好きな作家ではないのだが、この本はとても面白かったと記憶している。
たぶん2回は読んでいると思うのだが、どういう内容であったかは例のごとく忘れてしまった。
私は年に2,3回しか映画を見に出かけない。今回の作品は特に映画館で見る必要はなく、DVDが発売されるのを待てばいいような気もしたのだが、なぜか20キロも車を走らせてしまった。

公開2日目の日曜日。窓口は込んでいた。あのハリーポッターと同じ映画館なのだ。
ほとんどがアベックや学生(たぶん)で、満席の館内におじさんはほとんど見あたらない。

いきなりクリーム(Cream)のホワイトルーム(White Room)が流れ出す。調べたら1968年発表なので、"69"にはぴったり合うが、狭い館内の10人もクリームのことは知らないだろう。私も当時5歳なので、もちろん知らなかったのだが、自称クラプトンファンの現在は違う。
物語は60年代ロックと同じく、からりと進んでいった。若者が持つさまざまな不安(将来のこととか)が、もう少し感じられるようにしてもよかったのではないかと思うが、暗くなってしまうし、配合のバランスは難しそう。ドタバタにもの悲しさを加えるという使い古された青春映画の手法をあえて避けたのかもしれない。

おぼろげながら思い出した原作の方は、主人公がかっこよすぎて、痛快でありながらそれを自伝的小説と言いのけてしまう作者の自意識過剰ぶりと傲慢さが少々鼻についた。でも、これは作品の出来とは全く関係のないことである。やはり、才能があったからこそ小説家になれたのであろう。

ちなみに最後の曲は、同じくクリームのサンシャイン・オブ・ユア・ラブであった。
※映画で使われているクリームの曲はオリジナルではなく、カバー(コピー)のようです。