ある日曜日(3)
さて、映画である。
「フィッシュストリー」は、時代の異なった複数の物語がバラバラに進行し、それが最後につながるという、「風が吹けば桶屋が儲かる」というような話である。(ちょっと違うか)
劇中バンド、世に出るのが早すぎたパンクバンド“逆鱗”のタイトル曲がいい。
ボーカルの青年の声がいい。演奏が下手なところがいい。なんといっても斉藤和義さんの曲がいい。
意外なことに伊藤淳史のリーダー(ベース)役が様になっている。気弱な役ばかりではないのね。
ハイジャック犯をやっつける“正義の味方”がシージャックに変わっていたが、飛行機じゃ狭すぎて派手なアクションを見せられないからだろう。森山未來は、目元がいいナー。
「アヒルと鴨のコインロッカー」を観終えた後のなんともやりきれないような、切ないような気持ちにはならなかったが、多少すかっとしたのでよしとしよう。損した気分にはさせないレベルの作品である。
「逆鱗のメンバーはずいぶん楽器と歌を練習したのだろうナー。わたしもが頑張らなくちゃ・・・」というのが主な感想である。
帰りがけ家に電話したところ「夜はカレー」なんて言うので、「カレーなんか食えるか!」とアーケードで叫び、デパ地下で中華総菜セットを買う。
充実した休日であった。


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